牛乳にカルシウムが豊富というのは皆さんご存じかと思います。
しかし、牛乳をよく摂るアメリカ、カナダ、北欧の人たちに骨折が多く、牛乳消費量世界一のノルウェー人の骨折は日本人の5倍というデータがあります。
でも、知ってる人は少ないのではないでしょうか。
なぜかというと、業界の利権が絡みメディアが取り上げないからです。
牛乳を摂るほど骨が脆くなるという『カルシウムパラドックス』
ポイントは実はマグネシウムにあります。
牛乳はカルシウムが豊富で吸収されやすいため急速に体内に取り込まれるのですが、血中のカルシウム濃度は常に一定に保たれている必要があるため、腎臓から余剰カルシウムが急速に排出されます。
この時、同時にマグネシウムや鉄や亜鉛などのミネラルも失われてしまいます。
問題なのは、牛乳がほとんどマグネシウムを含まないこと。
さらに、現代人の多くがマグネシウムの摂取量が足りていないことです。
マグネシウム不足が続くと、骨に貯蔵してあるマグネシウムが溶け出すのですが、その際一緒に骨からカルシウムも溶け出してしまいます。
カルシウムの99%、マグネシウムの60%が骨に貯蔵されており、結果的にマグネシウムよりもカルシウムの方が多く溶け出すことになるのです。
この状況で牛乳を大量に摂り続けるとどうなるか・・・わかりますよね。
もう一つ言われているのは、牛乳に含まれるガラクトースが体内で酸化ストレスを引き起こしコラーゲンの劣化を促したり骨芽細胞や破骨細胞の働きに影響し骨が脆くなるというものです。
いずれにせよ、牛乳は元々仔牛が飲むもので人には栄養過多な上、癌やアレルギーの原因になる蛋白質やホルモンも含まれています。
カルシウムは大豆、小魚、海藻、ゴマ、緑黄色野菜などに豊富に含まれるので、わざわざ牛乳から摂らなくてもこれまで通りの日本人の食生活をすればOKです。