ある漢方医のつぶやき

いぬつかひさしの備忘録

バイオレゾナンス療法

先日、「バイオレゾナンス療法」のお話会に参加してきました。

聞いたことのない方も多いかと思いますが、簡単にいうと体に溜まった悪いものを出すことで病気を治すというものです。

ドイツが発祥で日本にはあまり広まっていませんが、とても画期的な治療法で、自分や家族に何かあった時はぜひお世話になりたいと思っています。

バイオレゾナンス療法は、「ホメオパシー療法」というものが基礎になっています。

ホメオパシー療法とは、症状を引き起こす原因になったものを極少量投与することで自然治癒力を引き出し治し治すもので、それを誰がやっても同じ結果が出るように別の方法で確立させたものがこの治療法です。

私も元々代替医療に興味があり、ホメオパシーやフラワーレメディーなど学んだことがありますが、勤務医だったため保険診療の縛りがあり使っていませんでした。

さて、このバイオレゾナンス療法では、人は固有の周波数で細胞同士電磁気情報を交換しコミュニケーションをとっていると考え、体内に有害物質やアレルゲンなどの毒素が侵入すると正常なコミュニケーションが妨害され、それが原因でいろんな不調や病気が現れると考えます。

毒素には、化学物質(農薬、食品添加物、医薬品など)、重金属(水銀、鉛、カドミウム)、電磁波(極低周波、紫外線、放射線など)、微生物(ウイルス、細菌、真菌など)、アレルゲン(花粉、PM2.5、小麦、牛乳など)があり、現代社会に生きる私たちはほとんど無縁ではいられません。

たとえば、農作物には農薬、加工食品には添加物、魚介類や歯の詰め物には重金属、スマホやテレビには電磁波、歯周病や慢性炎症には細菌といった感じです。

治療は、専用の機械を使って不調和な周波数帯をみつけ、それを生体の細胞と共鳴させることで毒素を排泄させます。

作用機序や有効性が“科学的”に証明されないため西洋医学の世界では市民権を得ていませんが、いずれ科学が追い付いたら最先端の治療法になるだろうと思います。

このお話をしてくれた講師の湯川貴男先生は、元々放射線科の医師で、このようなことにはまったく興味がなかったそうです。

しかし、ある時持病の喘息が悪化して重積発作を起こし意識不明となり、このまま西洋医学的治療を続けていても同じことになると思い、新しい治療法を模索しているうちこれに出会ったそうです。

先生自身もこの治療をうけ、4年で完治し西洋薬がいらなくなりました。

ちなみに、意識不明になった時、いわゆる“臨死体験”を経験されたそうで(なかなか興味深い話でした)、きっと大きな使命を持って生まれてきた方なんだろうなと思いました。